記事作成の基本

口コミがないサービスは「想定読者像」で押し切れ!体験ナシでも書ける記事構成術

「この案件、口コミが全然見つからない…」そんな風に感じて、紹介をためらったことはありませんか?

アフィリエイトブログを運営していると、口コミが少ない新しいサービスやニッチな案件に出会うことがあります。とくに「これから伸びそう」「競合が少なそう」と思って狙った案件に限って、ネット上に実体験やレビューがまったく見当たらず、手が止まってしまう……これは多くのブロガーが一度はぶつかる“あるある”です。

しかも最近では、AIで生成した体験談風の口コミを使ったことでASPから提携解除されたという声も聞かれるようになり、ますます「口コミなし=書けない」と感じてしまいがちです。

でも実は、口コミがなくても、読者の視点に立った構成と伝え方さえできれば、“体験ゼロ”の案件でもしっかり成果を出すことは可能です。

この記事でわかること

  • 口コミがない案件は、どうやって構成すればいいの?
  • 読者に納得してもらうには、どんな工夫が必要?
  • 「想定読者像」ってどう活用すれば説得力が出せる?
  • ChatGPTなどAIの力を借りるとき、気をつけることは?

さらに、今すぐ使える記事構成テンプレートや表現例、口コミの代わりに信頼感を出す方法も具体的に解説していきます。

口コミが無くて困ったときに、この記事を参考にすれば“書けない”が“書ける”に変わります。ぜひ最後まで読んで、自分らしい切り口で収益を生み出せる記事作りに活かしてみてください。

なぜ“口コミがない案件”でつまずくのか?

アフィリエイトブログを運営していると、「これ紹介したいけど、口コミが全然ない…」という案件に出会うことがありますよね。とくに新興サービスやニッチな分野では、Google検索でも口コミがヒットしないことが珍しくありません。こうなると記事の信頼性が落ちると感じて、つい紹介をあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、ここで立ち止まるのはもったいない話です。口コミがなくても読者に信頼してもらえる記事は十分に作れます。その第一歩として、まずは「なぜつまずいてしまうのか?」を把握することが大切です。

検索しても情報が出てこない…書けない…

アフィリエイト初心者の多くは、記事を書く前に「類似サービスのレビュー記事」や「実際の口コミ」を参考に構成を練ります。ですが、情報が少ないと何を根拠に記事を構成すべきか迷い、筆が止まりがちです。

とくに以下のようなケースでは、多くの人が手が止まります。

ケースつまずきポイント
新サービス(ローンチ直後)利用者数が少なく口コミが存在しない
地域密着型の業者全国展開しておらず、情報がローカルサイトにしかない
特化型ジャンル市場が狭く、ユーザー数自体が少ない

ですが、逆にいえば「口コミが少ない=競合が少ない=チャンスが大きい」という視点も持てます。このような案件は、他のブロガーが手を出していないからこそ、早く記事化すればSEO的にも上位を狙いやすくなります。

ChatGPTで生成した口コミが原因で登録解除?実例と注意点

AIの力を借りて、実在しない「それっぽい口コミ」を掲載してしまった結果、ASP側から掲載不可の連絡が来た。そんな声をSNSやブログ界隈で見かけたことはありませんか?実際、筆者も「もしもアフィリエイト」から以下のような警告を受けた経験があります。

「掲載許可のない口コミ掲載は著作権侵害の恐れがあります。引用元を表記してください。」

このような警告は無視できません。特に近年は「AI生成コンテンツ」に対するチェックが厳しくなっており、明確な引用元がない口コミや体験談を“事実のように”掲載するのはリスクが高いです。

✅ 対策ポイント

  • ChatGPTで生成した内容は「体験風」ではなく「想定読者の声」として使う
  • 「口コミ」ではなく「選ばれている理由」や「想定シーン」に置き換える
  • 「これは筆者の予想です」といった注釈を入れて誤解を避ける

口コミが無くても書ける!収益記事に必要な3要素とは?

「口コミがない=書けない」というのは半分正しくて、半分誤解です。実際に収益化できている記事の中には、口コミに一切頼らず、“読者の感情や状況”に寄り添う構成でしっかり成果を出しているものもあります。

ここでは、口コミなしでも信頼感をもって紹介記事を書ける「3つの必須要素」をご紹介します。アフィリエイト初心者の方でも取り入れやすい要素なので、ぜひご自身のブログにも応用してみてください。

① 想定読者の悩みや不安にフォーカスする

口コミが使えないときは、“読者が今まさに感じている不安”に焦点を当てるのが有効です。これは、商品を売るというよりも「悩みの共感」から始める戦略です。

たとえば、以下のような読者を想定してみてください。

想定読者抱えている悩みや不安
引越しを控えた20代女性引っ越ししたいけど、業者選びの基準がわからない
カメラ初心者の60代男性高いカメラを買うのは不安、まずレンタルしたいけどよく分からない
共働き夫婦防犯カメラを設置したいけどどの業者が安心なのか不明

このように「誰に向けて書くか」を明確にして、その人が検索するであろうキーワードと悩みをセットで想像します。たとえば次の通りです。

  • 「引っ越し 業者 女性 安心」
  • 「初心者 カメラ レンタル」
  • 「防犯カメラ 設置 トラブル」

そして、その悩みに対して「この記事ではこうやって解決できますよ」と寄り添えば、口コミがなくても自然と読者に響く記事になります。

② 使用・利用シーンで具体的にイメージさせる

口コミがなくても、“実際に使っているシーンを想像させる”ことで、読者の不安は大きく減ります。読者は「これって私でも使えるの?」「自分に合ってる?」という不安を抱えています。そのため、“未来の自分”をイメージできるように導くことが重要です。

たとえば、防犯カメラを紹介する記事であれば

📌 良い例(読者に寄り添った利用シーン)

「仕事で家を空けがちな共働き夫婦でも、スマホアプリで映像を確認できるので安心です。夜遅く帰宅するときも、玄関前の映像を事前にチェックしてから入室できます。」

このように具体的な場面を描くことで、「自分に合いそう」「使えるかも」と感じてもらいやすくなります。口コミよりもずっとリアルな“体験の疑似化”が可能になるわけです。

以下の切り口も活用できます。

  • 「こんな人にぴったり」
  • 「こんな場面で役立つ」
  • 「こんな風に使える」

読者が自分ごと化できるように、文章の中で“体験させる”工夫をしてみてください。

別のブログで防犯カメラのジャンルもやっているので例えとして紹介しています。

③ 公式情報や機能・特長を“読みやすく噛み砕く”

公式サイトの情報をただ並べるだけでは、読者には響きません。それよりも、機能や強みを「かみ砕いて、読者のメリットに変換する」ことが大切です。

たとえば、公式サイトに「AI画像解析で自動録画」と書いてあったとしても、読者が求めているのは専門用語ではありません。

📌 かみ砕いた表現の例

「動くものを自動で検知して録画を開始してくれるので、空き巣の動きも逃しません。映像はスマホからすぐに確認できます。」

このように、「だから何が便利なのか?」を説明するだけで、理解度も納得度もグッと高まります。特に以下のような変換フレーズはよく使われます。

機能読者メリットへの変換
24時間監視留守中でも安心できる
顔認識付き家族以外の侵入にすぐ気づける
屋外対応・防水雨の日も問題なく使える

読者は「機能名」ではなく「自分にとって何が得られるのか」にしか興味がありません。ですから、口コミがないぶん、“読みやすく・納得しやすい”説明を意識することで、記事に説得力を持たせましょう。

「口コミの代替」として有効!読者を納得させる2つの定番構成

口コミが無い案件でも、読者に納得してもらう方法はしっかりあります。その中でもとくに効果が高いのが、次の2つの構成要素です。

  1. 「選び方のポイント」を示して、読者に判断基準を与える
  2. 「こんな人におすすめ」という読者像の提示で、共感と安心感を生む

どちらも口コミの“代替”として機能するだけでなく、読者を納得させて申し込みへ導く強力な武器になります。

選び方のポイントを示して、読者に「判断基準」を与える

読者は、サービスを比較検討するときに「何を基準に選べばいいか」がわからないと不安になります。そんなときに有効なのが、「選ぶときに注目すべきポイント」をこちらから提示する方法です。

たとえば、防犯カメラ業者を紹介する記事であれば、以下のように構成します。

✅ 業者選びで失敗しないためのチェックポイント

チェック項目なぜ重要なのか
見積もりが明朗か不明瞭な料金で後から高額請求されるのを防げる
施工実績が豊富か経験値が高く、設置ミスや故障リスクが少ない
保証・アフター対応があるか万が一のトラブル時も安心できる
自宅エリアに対応しているか地域密着の方がレスポンスが早くて信頼しやすい

このように、選び方のポイントを“読者のためのチェックリスト”として提供することで、読者は「この業者はここが良いから選ばれているんだ」と納得できます。口コミではなく、“選び方を通じた納得感”を作る。それが、書き手としての信頼につながります。

また、SEOの観点からも「〇〇 選び方」「〇〇 比較」「〇〇 ポイント」などのロングテールキーワードを拾えるので、アクセスアップにもつながります。

「こんな人におすすめ」パートで読者の背中を押す

口コミの代替として非常に効果的なのが、「こんな人におすすめ」セクションです。ここでは“誰に向いているのか”を明確にすることで、読者に「これは自分のための情報だ」と感じさせます。

たとえば、初心者向けの防犯カメラサービスであれば、次のように表現できます。

✅ こんな方におすすめです

  • 初めての防犯カメラ設置で、どこに頼んでいいか迷っている方
  • 留守が多く、防犯対策をしっかりしたい共働き世帯の方
  • 難しい設定が苦手で、サポート付きのサービスを探している方
  • とりあえず費用感や見積もりだけ知りたいという方

このパートの目的は、「あなたの悩み、ちゃんと分かってますよ」と伝えることです。読者に共感を届けられれば、口コミがなくても自然と“信頼”が生まれます。

さらに、「おすすめできない人」もセットで書くと、より誠実さが伝わります。

「想定読者」で押し切る記事構成のテンプレ

口コミが使えないときにこそ、頼りになるのが“想定読者(=ペルソナ)”です。「このサービスは、こういう人にとって役立つものですよ」と示すことで、共感・納得・行動を引き出すことができます。

このパートでは、口コミが無くても成果が出せる構成の作り方を3ステップでご紹介します。

ペルソナは1人に絞る|“誰の悩み”に応えるかを明確に

記事の冒頭から最後まで、たった1人に向けて書く。この意識を持つことで、説得力が段違いになります。あれこれ詰め込みすぎると「誰にも響かない文章」になってしまいます。

✅ ペルソナ設計の具体例

属性内容
年齢・性別30代前半の主婦
家族構成夫・小学生の子ども2人
悩み最近、家の裏に不審者が出た。防犯が不安。業者選びもわからず不安が大きい。
行動スマホで「防犯カメラ 業者 おすすめ」と検索。値段も気になる。

このように、名前がつくほど具体的に“1人の生活者”を思い描くと、見出し・本文のすべてがスムーズに設計できます

想定読者が明確になっていれば、口コミがなくても「この人にとって必要な情報とは何か?」が見えるため、迷いがなくなります。

ストーリー形式で「使うシーン」を想像させる

次に意識したいのが、“読者に体験させる”構成です。口コミの代わりに、読者自身が使っている姿をイメージできれば、それだけで説得力は十分に補えます。

✅ 例文:防犯カメラ業者紹介の一節(ストーリー調)

夜9時。夫がまだ帰宅しておらず、小学生の子どもと二人きりの時間。
そんなとき、インターホンが鳴って外を確認したら、知らない男性がうろうろしていた――。もしもこの防犯カメラがあれば、スマホで誰かを確認してから対応できる。
「防犯カメラなんて大げさ」だと思っていたけど、いざというときに“見える安心”は何より心強い。

このようにストーリーを組み込むことで、「自分もこうなるかもしれない」「備えておきたい」と感情に訴えかけることができます。事実に基づかなくても、「よくある家庭の不安」などを想像して描く分には問題ありません。

ポイントは、読者が“自分ごと”として受け取れるかどうかです。

「選ぶ理由」に説得力を持たせる言葉の組み立て方

口コミの代わりに「この業者(サービス)を選ぶ理由」を自分の言葉で説明するには、根拠+読者視点のメリットのセットで書くのが効果的です。

理由:Aという機能・特徴があるから
→ だからこそBという読者のメリットが得られる

✅ 具体例(業者紹介)

このサービスは「最短即日対応」が強み。
つまり、被害が拡大する前にすぐ対応してもらえるので、時間的なストレスや不安が大幅に軽減されます。

✅ もうひとつの例(機能紹介)

屋外対応のカメラでIP66の防水仕様。
だから、雨が多い地域やマンションの共用部にも安心して設置できます。

このように、「機能や特徴を“読者の得”に変換する」ことで、口コミがなくても十分に説得力を出すことができます。

口コミなしでも信頼感を出せる!“エビデンス風”表現のテクニック

口コミがないとき、記事の信頼性をどう担保するかが重要です。この問いに対する答えが「エビデンス風表現」の活用です。実際の口コミではなくても、読者が「これは信頼できそう」と思える根拠や構成を盛り込めば、自然と納得感が生まれます。

ここでは、具体的な3つの方法をご紹介します。

実績や取引数、掲載メディアなどの数字を活用する

読者にとって「数字」は、もっとも直感的に“安心”や“信頼”を感じやすい情報です。とくに、以下のような実績データや第三者評価の数字は口コミの代替に最適です。

✅ 信頼感を高める“数字”の具体例

表現例説明
累計利用者数「30,000件以上」多くの人が使っている実績を強調
提携業者数「全国250社以上」広範囲で対応可能である安心感
テレビ番組「〇〇で紹介されました」メディア掲載実績で信頼を補強
楽天ランキング「防犯部門1位」他ユーザーから支持されている証拠

数字は、たとえサービスの詳細な口コミが無くても、「他の人も使っている」「世間で評価されている」という説得力を持たせることができます。

ポイントは、公式サイトやプレスリリースを確認して「事実ベース」の情報を引用すること。虚偽表示や誇張は避け、根拠のある数字を丁寧に伝えましょう。

他社との比較・違いを見せて信頼を強調する

比較は、読者が「自分で選ぶ判断材料」を得るための重要な要素です。特に口コミがない場合は、他社とどう違うのかを明示することで、差別化=信頼の根拠になります。

✅ 比較表の一例(防犯カメラ業者)

サービス名即日対応料金表示保証期間特徴
A社◯(最短当日)◯(明朗会計)最大5年地域密着
初回相談無料
B社△(翌日対応)×(見積後決定)1年全国展開
口コミ多数

このように、「なぜこのサービスがいいのか」を“他社との違い”で語ることで、読者は比較検討がしやすくなり、納得して選んでもらえる可能性が高まります。

さらにSEO面でも、「〇〇 比較」「〇〇 違い」などの検索ニーズを拾いやすくなります。

読者の「あるある」に共感して“わかってる感”を出す

最後に、もっとも口コミに近い“感覚的な納得”を与えるのが、読者の「あるある」への共感です。人は自分の体験に近い内容を見たとき、「この人、私のことわかってる」と感じやすくなります。

✅ あるあるの共感例

「業者に見積もり依頼しただけで、しつこく電話がかかってきた…」
「安さだけで選んだら、当日来たスタッフの対応が雑だった…」

こういった「ありがちな失敗例」を示したうえで、

  • 本記事で紹介するサービスは“そうならない理由”がある
  • だから安心して選べる

と続けることで、口コミ以上にリアルな“読者心理の代弁”が可能になります。

読者は、安心したいだけではなく、「わかってほしい」とも思っています。その気持ちに寄り添うことで、口コミが無くても自然と信頼が構築されます。

実際の構成例|口コミナシで成立する記事テンプレート

口コミが使えないときほど、記事構成の「流れ」が重要です。読者の不安を解消しながら、納得して申し込んでもらうには、“自然に読み進められる導線”が必要になります。

ここでは、口コミが無くても使える「鉄板構成パターン」をご紹介します。テンプレートとして自ブログにそのまま応用できるよう、順番と要点を押さえておきましょう。

「サービス紹介→選び方→おすすめな人→申込方法」の流れ

以下の4ステップを基本に構成を組むことで、口コミが無くても違和感なく記事を仕上げることが可能です。

✅ 基本構成テンプレート

ポイント

  1. 導入・問題提起
     読者の不安や疑問をあえて言語化し、「自分ごと化」してもらう
     例:「はじめて防犯業者を探しているけど、どこが安心かわからない…」
  2. サービス紹介(公式情報をやさしく噛み砕く)
     特長・料金・実績などを図表や箇条書きでわかりやすく
  3. 選び方のポイント
     読者に「選ぶ基準」を与えることで、自ら判断した納得感を作る
     例:「対応エリアが広く、保証期間が長いことが選ぶポイント」
  4. こんな人におすすめ/おすすめできない人
     ペルソナに寄り添い、「これは自分向け」と思わせる構成
     例:「初めて防犯カメラを検討する方」「しつこい営業が苦手な方」
  5. 申込方法や見積もりの流れ(CV導線)
     不安を払拭しながら、次の行動を丁寧に案内
     例:「WEBフォームから1分で無料見積もり可能。もちろん契約の義務なし」

この構成は、どんなジャンルでも応用可能です。「読者の不安 → 情報提供 → 判断材料 → 行動喚起」という流れを守ることで、口コミなしでも“納得感ベースの申し込み”を促せます。

「〇〇な人は要チェック!」と不安を解消する問いかけ例

「口コミがないけど気になる」「このサービスって本当に大丈夫?」そんな読者の“行動前の不安”を解消するために、問いかけ型の見出しや本文が非常に効果的です。

✅ 読者の背中を押す問いかけ表現(例)

  • 「業者選びで失敗したくないと思っていませんか?」
  • 「“高いだけ”のプランに無駄なお金を払いたくない方へ」
  • 「これから設置を考えているなら、まず知っておきたいのがコレです」

これらは「自分に関係あるかも」と読者に思わせ、興味を引く導入として有効です。とくに口コミがないと「読者が不安を感じやすい」ため、こうした問いかけで親しみと安心感をセットで届けましょう。

最後に、以下のような安心材料の補足をCV前に入れると、離脱を防げます。

✅ 安心材料の例(行動直前に添えると効果大)

  • 「まずは無料で相談できるので、悩んでいる方でも安心です」
  • 「強引な勧誘や契約の縛りは一切ありません」
  • 「地域密着の対応だから、急なトラブルにも柔軟に対応してくれます」

このように、「共感 → 信頼 → 安心 → 行動」という順番で設計することで、口コミなしでも“売れる記事”が完成します。

口コミを入れる場合に気をつけたい3つのポイント

口コミがある場合は読者の信頼を得やすくなりますが、扱い方を間違えるとASP提携の解除や法的トラブルのリスクにもつながります。ここでは、アフィリエイト記事で口コミを使う際に気をつけるべきポイントを3つに絞って解説します。

① 出典元がある場合は必ず明記する

口コミを引用する際は、「誰が・どこで」言っていたかを明示することが基本です。ブログ、公式レビュー、SNSなどから引用する場合は、以下のように必ず出典を記載しましょう。

✅ 例:出典付きの口コミ表記

「申し込みから見積もりまでがスムーズで、対応も丁寧でした」(Googleレビューより)

ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)によっては、出典のない口コミは「虚偽表現」とみなされ、提携解除や審査落ちの原因になることがあります。特に「もしもアフィリエイト」「A8.net」などでは年々ガイドラインが厳しくなっているため注意が必要です。

文字だけでなくリンクも入れましょう。

② AIで生成した“体験風”口コミはNGと考える

ChatGPTなどのAIを使って“それっぽい口コミ”を書くのは、便利に見えて非常にリスクが高いです。実際には存在しない口コミを「実際の体験談」として掲載すると、以下のようなペナルティの対象になり得ます。

❌ リスク例

  • ASPからの提携削除・記事非承認
  • 「虚偽・誇大広告」に該当して景品表示法に違反
  • 読者からの信用低下・炎上リスク

AIを活用する場合は、「想定される声」や「こういった方にはこう感じられるかもしれません」など、仮定や予想として明記する工夫が必要です。

③ 独自調査・インタビューをしたならその旨を明記する

自分で口コミを集めた場合は、「独自調査」として信頼性を示せます。たとえば、X(旧Twitter)アンケートやGoogleフォームで簡単な意見を集めるだけでも十分です。

✅ 表現例

※当ブログが2025年5月に独自アンケートを実施(有効回答数:15件)

「独自調査(アンケートや口コミ収集)」は、記事の信頼性を高める一方で、正しく行わないと逆に信頼を失うリスクもあるため注意が必要です。

まとめ|口コミがなくても、読者視点で伝えれば成果は出せる

口コミがないアフィリエイト案件に出会うと、多くのブロガーは「書けない」「紹介しにくい」と感じてしまいがちです。
しかし、実際には口コミがなくても、読者の悩みや不安に寄り添った構成と伝え方さえできれば、成果を出すことは十分に可能です。

本記事でお伝えしたように、口コミの代わりに活用できる要素はたくさんあります。

✅ 口コミがなくても成果を出すためのポイントまとめ

施策内容
想定読者の悩みを明確化「誰に向けて書くか」を1人に絞って構成を考える
ユースケースでイメージさせる実際に使う場面を想像できるようストーリー形式で展開
選び方のポイントを提示読者が“自分で選ぶ理由”を持てるように導く
こんな人におすすめ」パート共感を生み、自分ごと化させる
実績・数字・比較で補強客観的な情報で信頼性を確保
独自調査はルールを守って方法・件数・表現に注意し、誠実な運用を心がける

そして何より大切なのは、「読者の立場に立って書くこと」です。口コミが無くても、“読者が納得して一歩を踏み出せる構成”であれば、その記事は十分に価値を持ち、収益にもつながっていきます。

無理に口コミを探すのではなく、「口コミがないからこそ書ける記事」がある。

その視点を持てれば、競合が少ないブルーオーシャンな案件でも、しっかり成果を出せるブロガーになれるはずです。

-記事作成の基本